今回のこの動画は、全3回のスポンサープロダクト基礎講座の応用編になります。
前回までの3つのAmazonスポンサープロダクト基礎講座はこちらでお話しています。
今回のこのAmazon内の広告スポンサープロダクトの講座の基礎、応用講座を通じて学んでいただければあなたはスポンサープロダクトの運用代行業者にお任せする必要がありません。
ECのコンサルティング会社などでは、広告運用の代行サービスをやっている会社が数社あります。こうしたサービスはスポンサープロダクトにかけた費用の20%から25%で請け負っているのが一般的ですが、
やっていることはこの講座で学んだ内容とほとんど同じです。したがって、あなたがこの講座を学んで、実践していただければ、広告運用代行業者と同レベルの広告運用が可能になるのです。
つまり、もしあなたが年間100万円の広告費用をAmazonにかけるのであれば、年間20万円から25万円この講座をみるだけで、節約できるということです。
マニュアル設定で効果を最大化していこう
広告を最大限に活用していくには、マニュアル設定をどこまで活用できるか?ということが1つの肝となります。
広告とキーワードの関連性
Amazonの商品ページとAmazonのオートターゲティングのキーワード設定は、関連性があります。あなたが作成した商品ページのタイトル、仕様、説明欄、バックヤードの検索キーワードに関連して設定したキーワード出していくことが重要です。
したがって、広告で設定していくキーワードは、タイトル、仕様、説明欄、バックヤードのキーワードとして盛り込むことが重要です。
キーワード戦略についての考え方
ビックキーワード:ビックキーワードとは検索ボリュームが多いキーワードです。ざっくりとしたキーワード、例えば、「カメラ」「テレビ」「加湿器」などある程度の抽象度のあるキーワードがこのビックキーワードとなります。
スモールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、詳細について記載されているキーワードです。「加湿器 スチーム型」「テレビ 24インチ」などのキーワードがスモールキーワードになります。キーワードが具体的になればなるほど、成約率が上がってきます。もちろん、その商品がそのキーワードと合致していることが前提ではあります。
マニュアル設定を段階的に行うための4つのステップ
ステップ1:オート(ターゲティング)で広告をかけます
まず、オートで広告をかけます。オートでかけることで、単純に露出が増えますので、どのキーワードで成約があるのか?ということがわかります。このオートの広告を1週間ほどかけます。
ステップ2:オートで成約があったキーワードについてマニュアルで広告をかける
そして、その成約のあったキーワードをマニュアルで広告にセットします。当然、ある程度売れるキーワードはわかってくるので、
ステップ3:オートの入札額と予算を減らし、マニュアルに予算を費やします
ビックキーワードになれば、入札額も上がってきますので、この入札額についての微調整を行います。
ステップ4:オートを限りなく入札額と予算を下げて、マニュアル中心で運用します。
オートターゲティングの広告予算を限りなくゼロに近づけます。また、マニュアルターゲティングでほとんどのキーワードをカバーしていきます。もちろん、成約率の悪いキーワードについては除外をして広告を最適化させていきます。
キーワードの選定方法
では、マニュアルターゲティングでどのようにしてキーワードを設定していけば良いのか?ということについて解説していきます。
キーワードの選定方法には3つあります。この3つの方法を複合的に利用してキーワードを選定して行きます。
- 推奨キーワード
- Amazon検索キーワード
- 検索キーワードレポート
1.推奨キーワードを利用してキーワードを設定する
Amazonでマニュアルターゲティング広告を設定する際、キーワードを入力すると推奨キーワードというものが出てきます。この推奨キーワードはAmazon側がこれまでの検索履歴等を解析して提案してくれるキーワードです。
このキーワードから選択するというのが1つのキーワードを選定していく手段です。もちろん、このキーワードの中で、明らかにこのキーワードでは成約しないだろうというキーワードは除外しておきましょう。
2.検索キーワードを検索窓に入れると表示されるサジェストキーワード
Amazonの検索キーワードを検索窓に入れると、サジェストキーワードが表示されます。このサジェストキーワードはよく検索されるキーワードをAmazonがリコメンドしてくれるものですが、このキーワードに基づいて自分の商品が成約する可能性のあるキーワードをマニュアルターゲティングとして設定していきます。
このサジェストキーワードについては一括ダウンロードツールがありますので、そちらを利用されることをおすすめします。
3.検索キーワードレポートを利用する
検索キーワードレポートはあなたの商品ページがどのキーワードで検索をしてアクセスされた(セッション)か、表示されたか(インプレッション)、購入されたかを確認することができます。
レポートの作成方法は下記の画像の通りですので、ご参照ください。
レポートで確認すべき重要指標
レポートを作成したら、この3つの項目を確認してください。
- クリック数
- 1週間の注文数
- 成約率
それぞれの指標をもとに、設定しているキーワードを下記のカテゴリーに分類します。
- 完全一致
- フレーズ一致
- 除外
- 見守る
完全一致カテゴリー
- 1:1週間注文数が1以上
- 2:成約率が5%以上
たとえば、あなたが抱き枕という商品を出品しているとします。
その中で、あなたの広告で「抱き枕 170cm以上」というようなキーワードで1週間の注文数が1件以上、成約率が5%以上出ているのであれば、そのキーワードに対してマニュアルの完全一致で運用します。
フレーズ一致カテゴリー
- 1:1週間の注文数が1件以上
- 2:成約率が5%未満
たとえば、「抱き枕 ナイロン」というキーワードで1週間の注文件数が1件以上、成約率が5%未満なのであれば、フレーズ一致で運用します。
もちろん、ACOSが合わなければ除外も検討します。
除外カテゴリー
- 1:1週間の注文数がゼロ
- 2:クリック数が20以上
あなたが、抱き枕という商品を出品していたとして、「通気性 抱き枕」というキーワードでの注文がなかった場合、このキーワードでの広告をかけ続ける意味はありませんので、広告をかける価値のないキーワードとして除外します。
見守るカテゴリー
- 1:1週間の注文数がゼロ
- 2:クリック数が20未満
見守るカテゴリーとして、1週間の注文数がゼロ・クリック数が20未満の場合はまだそのキーワードのデータとして十分でありませんので、継続して広告をかけ、様子を見ます。
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