今回のテーマは、セラースプライトというツールの「トラフィック分析」という新しい機能の解説をいたします。セラースプライトはライバル分析をするためのツールですが、トラフィック分析でライバルを丸裸にすることができます。
うまく利用すれば、自分の商品のSEOに繋がるので是非使いこなせるようになっていただきたいと思います。
動画での解説講義
セラースプライトとは?
私のYoutubeでもよくご紹介させていただいていますが、Amazon販売においてライバルの販売数・ランキングの推移・キーワード情報などを分析できるツールになります。私はこのセラースプライトというツールをとても重宝しており、いつも推奨させていただいております。
詳しい使い方を知りたい方はぜひこちらの動画を参考にしてみてください。
セラースプライトの新機能「トラフィック分析」とは?
こちらは2021年末から導入された分析機能になります。ASINを入力することで、以下を分析することができます。
- 商品の自然トラフィック
- 広告トラフィック
- 無料関連及び有料関連トラフィック
要するに、お客さんがその商品を購入した際に「どうやって見つけたか」=ライバルがどのようなキーワードから流入されて売れているのかを知ることができます。
自然検索、広告などその商品の流入経路は様々です。その部分を細かく分析できるのはとても凄いことです。
Amazonの2つの流入経路
検索トラフィック
検索トラフィックとは、お客さんがAmazonの検索窓でキーワードを入力し、表示された商品をクリックして購入する経路のことです。
例:iPhoneマイクというキーワードで検索
関連トラフィック
一方、関連トラフィックとは、商品ページで「この商品に関連する商品」と表示されている商品から流入する経路のことです。
トラフィック分析の使い方
まず調べたいライバルのASINを入力してください。
場所:セラースプライト>マーケット>トラフィック分析
入力しますと、
- すべてのトラフィックワード:広告を含む購入されたすべてのトラフィックを分析
- 自然検索ワード:購入者が検索キーワードで検索した場合を分析
これの表示されている数字をクリックすると詳細データが表示されます。
検索トラフィックワード割合とは、過去30日以内にAmazonの上位7ページに表示された検索キーワードの数と割合のことです。
この商品の場合、検索数が228(割合が87.36%)、SP広告が73(割合が27.97%)となります。用語の重複があり、全部を足しても100%を超えることがあります。
このデータから読み取れること
検索流入は自然検索がほとんどで、広告からの流入が少ない→SEOで上位表示される→ライバルの広告が旨く回っていない可能性があります。
また、広告のクリック単価や無駄キーワードを省くことで上位に表示される可能性があります。(市場の大きさによるので一概には言えない)
詳細データの見方
さらに、黄色い棒線をクリックすると、下に詳細データが表示されます。
- 1行目:キーワードに対するランキング→ここでは「android用ワイヤレスマイク」のキーワードで42位
- 2行目左側の数字:表示されているページ数→「android用ワイヤレスマイク」のキーワードでは1ページ目に表示
- 2行目右側の数字:ページ内の検索結果に対する順位→該当のキーワードで検索すると65商品が表示されるがそのうち42位
つまり、「android用ワイヤレスマイク」で検索すると、1ページ目に表示されてそのキーワードで表示されている65商品のうち42位に位置するという意味になります。
関連トラフィック割合とは、過去30日以内でた商品の商品ページに関連する商品として表示された数と割合のことです。
この商品の場合、「他もチェック」:368回(割合10.06%)、「類似商品」:491回(割合13.43%)、「商品広告」:2,726回(割合74.54%)となります。
このデータから読み取れること
このキーワードは関連商品の欄に広告予算を大きく使っていることが予想できるため、仮に参入するとしたらここの広告予算は大きく見積もる必要があります。
補足事項
棒線をクリックします。
すると、関連する商品として表示されているライバル商品を調べることができます。
そして、その商品をクリックすると、販売個数・月間販売額・平均価格をグラフで確認できるので見やすいです。
終わりに
今回、セラースプライトのトラフィック分析の使い方についてお伝えさせていただきましたが、これを使うことで、SEOキーワード候補選定が容易になったり、広告戦略を事前に練ったりと販売前に把握できる情報が多いです。
どのキーワードで自分の商品を上げていこうか、という際にこのトラフィック分析を使うことによって明確になっていくので、ぜひ活用してみてください。
コメントを残す