
こんにちは、寺田です!
今回は中国輸入をする上で必ず知っておくべき法律について解説します。
知らずに商品を仕入れてしまうと…
✅ 仕入れた商品が販売できない
✅ 関税で没収される
✅ 罰則を受ける可能性がある
といったリスクが発生し、せっかくのビジネスチャンスが大損害につながることもあります。
特に初心者の方は、「これぐらいなら大丈夫だろう」と安易に考えていると、後から取り返しのつかない事態になる可能性がありますので、事前に法律を把握することが重要です。
この記事では、中国輸入ビジネスで知っておくべき主要な法律について、初心者向けに分かりやすく解説します。
中国輸入において規制のある商品とは?
まず、日本には輸入に規制のある商品が数多く存在します。以下のカテゴリに該当する商品は特に注意が必要です。
輸入時に規制があるもの
規制対象 | 具体例 | 関連法律 |
---|---|---|
医薬品・医薬部外品・医療機器 | サプリメント、化粧品、健康食品 | 薬機法 |
食品・食器・衛生用品 | 食品、幼児用おもちゃ、調理器具 | 食品衛生法 |
電波を発する機器 | Bluetooth機器、無線機器 | 電波法 |
電気製品 | モバイルバッテリー、コンセント付き機器 | 電気用品安全法 |
安全規制対象製品 | ヘルメット、ライフジャケット | 消費生活用製品安全法 |
ブランド品の模倣品 | 偽物バッグ、偽物スニーカー | 商標法・著作権法 |
中国輸入で特に注意すべき法律5選
① 薬機法(旧・薬事法)
対象商品:医薬品・医薬部外品・化粧品・健康食品
違反のリスク
✅ 無許可で輸入すると税関で没収
✅ 販売する場合、薬剤師などの専門資格が必要
特にサプリメントや化粧品を輸入販売する場合は、事前に許可を取得するか、国内のOEMメーカーを利用するのが安全です。
② 食品衛生法
対象商品:食品、調理器具、幼児用おもちゃ
違反のリスク
✅ 食品衛生法に基づいた検査が必要
✅ 幼児用おもちゃには特定の安全基準がある
「食べ物でないから関係ない」と思いがちですが、調理器具や赤ちゃん用のおもちゃも食品衛生法の対象です。中国輸入の際には、安全検査の証明書が求められる場合があるので注意が必要です。
③ 電波法
対象商品:Bluetooth機器、ワイヤレスイヤホン、無線カメラ
違反のリスク
✅ 技適マーク(技術基準適合証明)が必須
✅ 未認証の製品は販売できない
中国のECサイトでは、技適マークのないBluetooth機器が多数販売されています。技適マークがないと日本国内で販売できず、税関で没収される可能性も高いです。技適認証を取得するには、30万円以上の費用がかかるため、初心者が取り扱うにはハードルが高い商品といえます。
④ 電気用品安全法(PSEマーク)
対象商品:コンセントを使用する電化製品、モバイルバッテリー
違反のリスク
✅ PSEマークがないと販売不可
✅ 無許可販売は法律違反となり罰則の対象
モバイルバッテリーやUSB充電器など、電化製品の多くがこの法律の対象です。特に、PSEマークがない製品を販売すると違法となるため、要注意です。
⑤ 消費生活用製品安全法
対象商品:ヘルメット、ライフジャケット、ベビー用品
違反のリスク
✅ PSCマークがないと販売不可
✅ 安全基準を満たさないと販売停止になる
PSCマークが必要な商品は、日本国内の基準に適合していることを証明する必要があります。海外製品は規格が異なるため、無許可で販売すると違法になります。
絶対に輸入してはいけないもの(関税法で禁止)
中国輸入で絶対に手を出してはいけない商品もあります。以下のリストにあるものは、税関で確実に没収されるため注意しましょう。
✅ 麻薬・薬物(大麻・覚醒剤など)
✅ 銃・爆発物(モデルガン・火薬を含むもの)
✅ 化学兵器・感染症関連物資(特定の薬品・ウイルス関連物質)
✅ 偽ブランド品・著作権侵害商品(偽物バッグ、海賊版DVD)
これらの品目は、法律で輸入禁止されており、違反すると罰則を受ける可能性があります。
初心者が中国輸入で避けるべき商品とは?
初心者が最初に取り扱うべきではない商品は以下の通りです。
🚨 コンセントが必要な商品(電気用品安全法)
🚨 Bluetooth関連製品(電波法)
🚨 化粧品・サプリメント(薬機法)
🚨 食品・食器・赤ちゃん用品(食品衛生法)
🚨 ヘルメット・ライフジャケット(PSCマーク)
これらの製品は規制が厳しく、販売までのハードルが高いため、初心者は避けるのが賢明です。
まとめ:中国輸入で法律違反を防ぐために
✅ 輸入規制のある商品を事前に確認する
✅ PSE・PSC・技適マークが必要な商品は避ける
✅ 食品衛生法の対象商品は検査が必要
✅ 偽物ブランド品は絶対に扱わない
✅ 初心者は規制のない雑貨からスタートする
法律を知らずに中国輸入を始めると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。最初はリスクの少ない商品から始め、法律の知識を身につけながら徐々に挑戦していくのが安全な方法です。
中国輸入を成功させるために、しっかりと法律を理解し、安全なビジネスを展開していきましょう!
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