今回は、Amazonホーム&キッチンのリサーチのポイントについて解説します。
この記事を読むと、ホーム&キッチンの市場がどのようなものかがわかり、市場の特徴を知ることによりリサーチを効率よく進めることができるようになります。
動画での解説講義
プライベートブランドOEM販売 リサーチ〜販売の流れ13の手順
プライベートブランドOEM販売は下記の13の手順に分かれています。今回解説するのは1.ネタ探し(リサーチ)についてです。
- ネタ探し(リサーチ)
- 市場分析
- ライバル分析
- 差別化検討
- 仕入れ先リサーチ(工場探し)
- 仕様書の作成
- ライバル商品の購入
- サンプル生産
- サンプルチェック
- 本発注(本生産)
- 商品カタログ
- 納品
- 販売開始
13の手順について詳しく解説した動画もあります。興味のある方はぜひご覧ください。
手順1 ネタ探しの手法2つ
セラースプライト
Seller Sprite(セラースプライト)は、Amazonのビッグデータを活用したキーワード・商品・ライバル分析ツールです。ビッグデータで判断するため初心者でも売れる商品を見つけることができる、非常に優秀なツールです。
Amazonドミノリサーチ
Amazonドミノリサーチとは、ライバルの取扱商品から連鎖的に商品を見つけていく方法のことです。
例えばある商品をAmazonで検索すると、それを取り扱っているライバル会社がわかります。次にライバル会社で取り扱っている商品を見てみると、どのように商品展開すればいいかの参考になります。
ホーム&キッチンの特徴
ホーム&キッチンはAmazonの大カテゴリの一つで、OEMではオススメのカテゴリです。
特徴は以下の通りです。
- Amazon手数料は15%
- 商品ジャンルは、生活日用品・キッチン用品・洗濯用品など
- ランキングごとの月間販売数は下表の通りでかなり規模の大きな市場と言える。
ランキング | 販売数 |
500位 | 約2200個 |
1000位 | 約1600個 |
2000位 | 約800個 |
3000位 | 約650個 |
生活日用品としてはこのような商品があります。
キッチン用品の一例はこちらです。
洗濯用品にはこのようなものがあります。
ホーム&キッチンのリサーチにおける注意点
注意点は4つあります。
- コンセント付き家電は、PSEマークが必要(電気用品安全法を遵守)
- 調理器具等の食品関連商品は、食品衛生法をクリアしているかの確認が必要
- インテリア等のガラス製品は、輸送中に壊れやすいため注意が必要
- 縦長の大型商品(突っ張り棒や清掃用品)は、輸送コストが高いので注意が必要
PSEマークについての詳細を解説した動画と食品衛生法についての詳細を解説した動画を別に用意してありますので、そちらも併せて必ずご覧ください。
ホーム&キッチンのリサーチをする3つのコツ
- 家電系の場合はUSBタイプ
USBタイプであればPSEマークは基本的に不要だから取扱しやすいです。 - カテゴリが大きいためランキングの対象を拡大
通常のカテゴリではランキング1万位以内に入ることを目標にするのがオススメです。しかしホーム&キッチンに限っては市場が大きいため、1万5千位までを対象にしてもOKです。 - 求められている機能やデザインをレビューから分析
レビュー分析方法に絞って解説した動画もありますので、ぜひご覧ください。
リサーチ方法
リサーチ方法は、セラースプライト商品リサーチ機能とAmazonランキングを使用します。
セラースプライトの商品リサーチ機能から説明します。
まずはカテゴリをホーム&キッチンにチェックします。
すると、そのカテゴリの商品の売り上げがわかります。
続いてAmazonランキングの説明をします。
売れ筋ランキングのみ「ベストセラー1位」が表示されます。ランキングは、小カテゴリの上位100位までを閲覧することができます。
Amazonランキングの見方の詳細は、別動画を用意しております。そちらも併せてご覧ください。
リサーチ実演
まずはセラースプライトを開いて「商品リサーチ」のタブをクリックします。すると下のような画面が出てきます。
国は「日本」を選択し、カテゴリは「ホーム&キッチン」にチェックを入れます。
これだけで絞り込むと膨大な数になってしまうので、セラー数の最大値を1にします。セラー数が2以上のものは、他のライバルが既に販売している商品という意味になりますので1と設定しましょう。
利益をしっかり出すために最低価格は1500円にしておきます。
ある程度売れている商品を見たいので、販売額の最小値を1,000,000円にします。
ここまで設定できたらリサーチボタンをクリックします。するとこのように結果が表示されます。
キッチンマットの詳細を見てみましょう。
商品名にある、「水切りマット」で検索してみます。
すると、水切りマットを販売しているセラーさんが表示されます。
そこから商品の番号を拾って分析してみます。
すると、どのくらい売れているのかがわかります。
一つの商品だけをみるのではなく、商品ごとの価格差に注目してその理由を分析したり売れている商品の特徴を探ったりしていきましょう。
リサーチ後の流れ
リサーチの流れをおさらいするとこのような手順となります。
- セラースプライトやAmazonランキングでネタ探し
- 気になった商品を選択
- 商品キーワードを検索窓から検索
- 市場分析
- ライバル分析・差別化検討
この後の手順については先ほどご紹介した動画を参考にしてください。
まとめ
ホーム&キッチンカテゴリのOEM販売のためのリサーチでのポイントです。
- PESや食品衛生法など、法律に関わる商品が多いためリーガルチェックを行うこと
コンセント:PSE
口に触れる食品や調理器具:食品衛生法 - カテゴリが大きいためリサーチ対象を広げてみていくこと
→通常はランキング10000位以内をリサーチするが、15000位まで広げてみても十分売れている商品が見つかる - 今回紹介した方法はネタ探しの手法の1つであり、必ず検索結果をみて市場分析をすること
→データに基づいた市場分析が、本当に売れる商品探しの近道
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