今回のテーマは「ネット物販Amazon・楽天・ヤフショ多販路展開!発送の効率化2021年決定版!」についての解説です。
今この記事をご覧になって頂いているあなたは「少しでも時間を効率よくしながら、収益を大きく上げていきたい!」と考えているのではないでしょうか。
その辺りは特に重要視しておりまして、ビジネスにかける時間を少なくすることによって時間が生まれるわけです。
当然ながら収益がしっかりと発生するようにしていきますが、空いた時間で家族との時間や自分の趣味・やりたかったことのための時間に当てていくことが出来ます。
そのための効率化ということですので、少しでも効率化に興味がある方はぜひ最後までご覧頂ければと思います。
動画での解説講義
ネット物販の物流の流れ
ここではネット物販(プライベートブランド販売)の流れを確認していきます。
まず、「仕入れ先工場」ではアリババなどで工場を見つけて頂いて、そこから仕入れた商品が「代行業者倉庫」に届きます。
そこから「中国の税関」で輸出の手続きをして、「船または飛行機」に乗って「日本の税関」に到着します。(ここで輸入通関というものをします)
その後に「国内配送業者」の方に引き渡しされて、「自宅/事務所またはFBA倉庫(Amazonや楽天など)」に届くという流れになります。
大まかな流れはこのような形になりますが、以下の動画でより詳しく解説しておりますので参考にして頂ければ幸いです。
重要ポイント
- 中国から日本への物流
- 日本の自宅(事務所)またはFBA倉庫から顧客への物流
この大枠を抑えた上での重要ポイントとしましては、上記の2つになります。
ここを効率化していくことが重要で、この2つの効率化に絞って解説をしていきます。
1:中国から日本への物流を効率化する3つのポイント
まず1つ目に「中国から日本への物流を効率化する3つのポイント」についてご紹介します。
ポイント1:仕入代行業者を利用する(仕入れ金額50万円くらいまで)※初心者から中級者の場合
- 初回・2回目の発注くらいまでは特別検品(有料の検品)を利用
- 各社1個あたり50円から100円前後
初心者から中級者の方の場合ですが、1つ目のポイントとして「仕入代行業者を利用する」ということをしていって下さい。(今回のお話は仕入代行業者を利用すること前提にしています。)
当然ながら代行業者を通さなくても仕入れは可能ですが、中国語が話す必要があったり、物流の手配を自分でやる必要があるのでハードルが一気に高くなります。
そういった意味でも仕入代行業者は安心して取引していくためのお手伝いをしてくれる所ですので、「仕入金額50万円くらいまでは仕入代行業者を使用する」という風にしてみて下さい。
また、初回・2回目の発注くらいまでは「特別検品(有料の検品)」を利用すると良いです。
大体、1個あたり50円から100円くらい掛かってきますが、”BADレビューを付きにくくするため”や”長期間売っていくため”に必要ですので、ぜひ活用するようにしてみて下さい。
※中国の仕入れ先は商習慣が
違うため日本の業者のように
「おまかせ」は要注意
→検品依頼を徹底することで
品質は担保される
→初心者でも安心して
仕入れができる
注意点として、中国の仕入れ先は商習慣が違うので、日本の業者に行うような”おまかせは避ける”ようにしましょう。
仕入代行業者に検品を依頼しますが、単に「検品をして下さい」では「どこを検品すれば良いのか?」となりますので、「具体的にどこを見てほしいのか?」をしっかりと伝えます。
そして、検品を依頼することによって品質が担保されるので、初心者でも安心して仕入れができるので重要なポイントとなってきます。
ポイント2:仕入れができない期間を理解し事前に準備する
- 旧正月(春節)2週間ほど1月下旬~2月のどこか(旧暦に基づく)
- 国慶節 1週間(10/1~10/7)
ポイントの2つ目ですが「仕入れができない期間を理解し事前に準備する」ということです。
中国にも”仕入れができない期間”が存在し、中国の大型連休である「旧正月(春節)」があり、こちら”2週間の連休”があります。
大体、1月下旬~2月のどこかで旧暦に基づくもので、毎年どこの2週間になるのかは少しずつずれてきます。
あとは「国慶節(こっけいせつ)」という期間もあり、10月1日から10月7日までの1週間になります。
この期間は代行業者もお休みになってしまいますので、こちらの期間は覚えておくようにしましょう。
ポイント3:季節性商品の商品サイクルを理解する
シーズンの5ヶ月から3ヶ月前に
生産のピークを迎え
シーズン真っ最中には工場は
在庫をゼロに近づけていることが多い
例:夏向けの商品については
8月には中国の工場側には
在庫がなくなっていることが多い
ポイント3つ目は「季節性商品の商品サイクルを理解する」という所になります。
季節性商品はシーズンの5ヶ月~3ヶ月前に”生産のピーク”を迎え、シーズン真っ最中は”在庫をゼロに近づけている”という工場が多いです。
ですので、7月に売る商品を7月に仕入れるのは当然ダメで、工場もシーズン中は次のシーズンの商品を作っています。(例:夏向けの商品は8月には中国の工場側には在庫がなくなっていることが多い)
在庫がない・少ないという可能性も十分ありえますので、だいぶ前から買付というものを行っていく必要があります。
注意点
季節性商品についてはシーズンの
半年から遅くとも4ヶ月前までには
準備を進める
注意点として、季節性商品については「シーズンの半年から遅くとも4ヶ月前まで」には準備を進めるようにしましょう。
仕入れに関してはいつでも可能ですが、季節商品というのはAmazonの商品ページを育てていく期間などを考えると”事前の仕込み”が大切です。
中級者・上級者(仕入れ金額50万円以上)は仕入れ代行業者の月額課金プランを検討する
- 代行手数料やオプションサービスで優遇が受けられる
- 専任の担当者がつくことが多いためやりとりがスムーズになる
- 仕入代行業者側からの良い提案が受けられる
中級者・上級者の方の場合「仕入金額50万円以上」という形としていますが、その方は「仕入れ代行業者の月額課金プラン」を検討してみて下さい。
仕入れ量が少ない場合は「変動プラン(仕入額の5%など)」でOKですが、仕入れ量が増えていくと逆に高くなる傾向にあります。
月額固定で代行業者の方を利用するプランもありますので、こちらの方に切り替えるということをぜひ検討されてみて下さい。
理由として「代行手数料やオプションサービスが安くなる(一定の所で抑えられる)」などがありますが、代行業者によって手数料は異なりますのでご注意下さい。
他にも「専属の担当者がつくプランでやり取りがスムーズになる」「仕入代行業者側からの良い提案(限定の案内など)が受けられる」などがあるので、月額課金プランの方も追々切り替えていくことをお勧めします。
商品によって直接工場に訪問したり
ご自身で物流の手配や許可の手配が
必要となる場合がある
代表例:食品衛生法関連商品
・キッチン系商品
・幼児向け玩具
・食品
あと商品によっては直接工場に訪問したり、ご自身で物流・許可の手配が必要となる場合があります。
また、食品衛生法に関連する商品(キッチン系商品・幼児向け玩具・食品など)は代行業者に対応して貰えないケースがあり、自分で許可を取って対応することもありますのでご注意下さい。
2:日本の自宅(事務所)またはFBAから顧客への物流を押さえておくべき3つのポイント
2つ目は「日本の自宅(事務所)またはFBAから顧客への物流を押さえておくべき3つのポイント」についてご紹介します。
ポイント1:Amazonの場合
- 原則FBAを利用する
- FBA直送対応可能な輸入代行業者を選定する
(ラクマート・イーウーマートなど
現在はほとんどの仕入代行業者がFBA直送に対応している)
ポイント1つ目ですが、Amazonの場合は自己発送ではなく「原則FBAを利用する」「FBA直送対応可能な輸入代行業者を選定する」ということをしていきましょう。
おすすめは「ラクマート」「イーウーマート」などがありますが、現在は大体ほとんどの代行業者が”FBA直送”に対応をしています。
つまり、国内の物流でいきますとAmazonの場合は”FBAを使っていく”ということになります。
楽天・ヤフーショッピングの場合 Amazon FBAマルチチャネルで発送して良いのか?
次に楽天・ヤフーショッピングで展開していく場合、「Amazon FBAマルチチャネルで発送して良いのか?」という疑問が出てくるかと思います。
Amazonの箱ではNGだが無地の箱であればOK
理由
Amazon→楽天・ヤフショの無在庫転売を排除するため
Amazonの箱自体で送るというのは嫌われやすいのでNGで、「無地の箱であればOK」です。
これはAmazonから楽天・ヤフショから”無在庫転売”をしている方がいて、「楽天で売っているのに購入先はAmazonで、お客さんの住所に変更して送る」ということをしていたりします。
無在庫転売は楽天やヤフーショッピングでは規約違反だったりするので、トラブルに巻き込まれないようにするためにも「自分の商品を送る場合は無地の箱を使う」ようにしましょう。
ポイント2 楽天・ヤフーショッピングでAmazon FBAマルチチャネルを使う場合
- Amazonのショップ名と楽天ヤフーショッピングのショップ名を一致させておく必要がある
- マルチチャネルで無地ダンボールで発送する
ポイント2つ目ですが、楽天・ヤフーショッピングでAmazon FBAマルチチャネルを使う場合、まず「Amazonのショップ名と楽天ヤフーショッピングのショップ名を一致させる」ようにしましょう。
例えば、Amazon・楽天・ヤフーショッピングそれぞれで販売をしている時、「Amazonのショップ名と楽天のショップ名が全然違う」ということがないように”同一のブランド名”にして頂きます。
あとはマルチチャネルを利用する場合は「無地のダンボール」を使うようにしてみて下さい。
ちなみに「FBAマルチチャネル無地ダンボール申請方法」ですが、こちらのリンクよりフォームを入力すれば申請可能(事前申請が必要)です。
申請方法ですが、フォームを開いて頂いて「はい」を選択して、見ずらいですが右下の「→」ボタンをクリックします。
次に「出品者トークン」と「Amazonでの店舗名」の入力画面があり、その部分を入力してから「→」ボタンを押します。
- 出品者トークンの確認方法
ちなみに「出品者トークンの確認方法」ですが、「セラーセントラル>設定>出品用アカウント情報>[あなたの出品者トークン]」の方で確認ができます。
次に「ご希望の設定内容を選択して下さい。」とありますので、「無地ダンボール出荷の利用を開始」を選択して「→」をクリックして下さい。
最後に「→」ボタンを押して申請完了ですが、申請自体は難しくないので、こちらの通りにやって頂ければと思います。
マルチチャネルでの発送方法
では実際に「マルチチャネルを使って発送する方法」ですが、Amazonセラーセントラルの「在庫管理」の方から可能となります。
そして「発送したい商品の子ASINを選択」して、プルダウンメニューより「FBAマルチチャネルサービス依頼内容を新規作成」ボタンを押して下さい。
- 購入者の配送情報を入力
- 発送したい商品のSKUと数量を設定する
- 配送スピードを選択し見積もり料金を確認して注文を確定する
入力項目は3点ありますが、まずは「購入者の配送先情報」を入力します。
2つ目は「発送したい商品のSKUと数量を設定する」ということで、「どのような商品なのか?」「何個送るのか?」という所を設定します。
3つ目に「配送スピード(お急ぎ便or通常など)」を設定しますが、お急ぎ便はそれだけ費用が高くなりますので、どうしてもお客さんが急いでいる場合に対応する形です。
そして、「注文を確定する」ということで、以上がマルチチャネルを使って発送する方法になります。
ポイント3:楽天・ヤフショ発送管理サービスを活用する
楽天・ヤフショ効率化サービス
- 楽天スーパーロジティクス(楽天出店後、担当と相談)
- シッピーノ(Amazonマルチチャネル連携サービス)
ポイント3つ目は「楽天・ヤフショ発送管理サービスを活用する」になりますが、ぜひ活用して頂ければと思います。
楽天・ヤフーショッピング効率化サービスとしましては、まず楽天のFBAのような発送ができる「楽天スーパーロジティクス」というツールがあります。
楽天にもAmazonのような倉庫があるのですが、この楽天の倉庫に自分の商品を納品し、売れたら楽天の倉庫から自動的に発送されるという仕組みです。(楽天に出店後に担当の方と相談して申込みをしていきます。)
あとは「シッピーノ」というツールですが、Amazonマルチチャネル連携サービスと同様のサービスなのでこちらもぜひ使用を検討されてみて下さい。
まとめ
ネット物販の物流の流れ
1:中国から日本への物流を効率化する3つのポイント
- 仕入代行業者を利用する
- 仕入れができない期間を理解し事前に準備する
- 季節性商品の商品サイクルを理解する
2:日本の自宅(事務所)またはFBAから顧客への物流 押さえておくべき3つのポイント
- Amazonの場合原則FBAを利用
- 楽天・ヤフショでAmazon FBAマルチチャネルを使う場合、ショップ名を一致させて無地ダンボールで発送する
- 楽天ヤフショ発送管理サービスを活用する
今回は「ネット物販Amazon・楽天・ヤフショ多販路展開!発送の効率化2021年決定版!」をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
物流の部分を少しでも効率化するための方法ということで、なるべく”自己発送(自分でやる)をなるべく減らして効率化する”ことが大切です。(なるべく代行業者やAmazon・楽天の方に任せていきましょう。)
”自分しかできないことに時間を使う”ということをやって頂くことが売上・利益を伸ばすコツになりますので、なるべく効率化出来る所はしていってみて下さい。
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