今回は過去に失敗してしまった商品事例5つをご紹介いたします。
まず、今回お伝えする失敗についての定義に関しましては
リリースする前の売上予想をはるかに下回った商品とします。
具体的には±30%は許容範囲とし、自分が思っていた売上より50%以上
下回った商品に対して失敗商品と定義づけをして5商品紹介いたします。
失敗商品5選
1.知育玩具:Aさん(40代男性)
知育玩具とは、赤ちゃん用のおもちゃで積み木やブロックなどのことを言います。
失敗した原因
対象年齢が6歳以下のおもちゃだと食品衛生法に引っかかります。
販売の際に許可・申請が必要で、それを怠ると「出品停止」になり
販売ができなくなることがあります。
この知育玩具を販売したAさんはそれを知らずに販売し、
販売後1週間後に販売停止になりました。
予想売上:月40万円
実際の売上:20万円
2.工具用ペンチ:Bさん(30代男性)
一般の方向けではなく専門の業者の方が使うような業務用のペンチです。
失敗した原因
- 差別化ができていなかった
- メーカー商品を見落としていた
このような機能性の商品はデザインで勝負はできないため、
いかに機能的な差別化をしてライバルに勝つかを考える必要があります。
Bさんの場合は差別化をせずにそのまま販売してしまいました。
ライバルの商品と全く同じもので売ってしまったということですね。
そうするとライバルの方が先に売っていてレビューもついているわけです。
自分の商品は後から出している上にレビューもありません。
そうなるとお客さんの立場からすると、
自分の商品を買う理由がないわけです。
そんな原因もあるのですが、実はそのライバルが
工具系で有名なメーカーだった為、
Bさんには何の強みもないため人気が出なかったということになります。
予想売上:月80万円
実際の売上:30万円
3.レディースドレス:Cさん(30代女性)
結婚式の二次会やイベントで使用するドレスです。
失敗した原因
- コロナでイベントが激減し需要が低下した
- 客観的なデータを見ず主観でデザインを選択し販売した
自分が可愛いと思うデザインを選んだとのことです。
アパレル系でこのようなパターンで販売してしまう方が多く、
気に入った商品を販売してしまいます。
自分は気に入っていても大多数の人が気に入っていなければ
それは売れないわけです。
主観でなく客観的に判断することが必要です。
この商品はデザインの人気がなく撤退となりました。
予想売上:月60万円
実際の売上:25万円
4.メンズリュック:Dさん(20代男性)
市場がかなり大きいメンズリュックを販売しました。
失敗した原因
- 広告費がかさみ利益率が低くなった
市場の大きさを把握せずに実力に伴わない
無謀なリリースをしてしまったということです。
Dさんは広告費がかさみ利益が低くなってしまったため、
撤退することになりました。
売上予想:120万円
実際の売上:40万円
利益率は8%まで減少してしまいました。
初心者は強豪セラーの少ない市場を選ぶことが重要です。
この④番のニッチな販売価格でいうと3000円ぐらいを狙っていくべきです。
こういうところであれば、中国セラーや強豪セラーみたいな上級者がいないため、
初心者でもしっかり売上を上げることができます。
5.懸垂バー:Eさん(40代男性)
市場の需要がありライバルも少ないので参入してみたとのことでした。
失敗した原因
- 商品が大きくて重く利益率が減少した
仕入れ原価や販売価格の計算で利益が十分取れる見込みでしたが、
商品が大きくて重く、輸送コストが予想よりもかかり
利益率が減少してしまったということです。
売上予想:月100万円
実際の売上:40万円
利益率は10%に減少したとのことです。
ここですごく重要なことが仕入れをする際には必ず国際送料が発生します。
そのため、この輸入の3定義を抑えることが大切です。
輸入の3定義
- 軽い
- 壊れにくい
- 小さい
軽いものは大体1kg以内の商品をやっていく方が良いです。
壊れにくいものについてはガラスや陶器類のような壊れやすいものはやめましょう。
小さいものは段ボールの中にしっかりおさまるものですが
かさばりにくい商品、コンパクトな商品がオススメです。
多少大きくてもその分の送料を計算しても利益が見込めるのであれば良いのですが、
小さい方がお得にはなってきます。
今回5人の方の失敗例をご紹介しましたが、全く売れていない訳ではありません。
自分の予想ほどは売れなかったというだけで、少しずつ売れています。
現在ではいずれの方も上記の失敗を糧にして次の商品できちんと利益を残しています。
たくさんの失敗を重ね、その経験をもとに実績を出した太郎さんという方も
いらっしゃいますのでぜひこちらの対談動画もご覧ください。
また、中国輸入OEMで失敗しても赤字になる訳ではありません。
原価で販売、フリマアプリで在庫処分をすることによって
赤字を回避し回収した資金で次の商品に進めることができます。
またその経験が次の商品につながりますので、失敗という訳ではなく
少しの利益を得て処分するという形になります。
5名とも赤字になった訳ではありません。
赤字にならないように在庫を捌き、原価回収する方法はたくさんあります。
失敗しないための方法
- 踏まなくて良い失敗事例を勉強する
- 販売前に「売れる根拠」を作って差別化する
- 総量の計算をする
- リサーチ力を磨く
- 販売力を磨く
YouTubeや記事でも解説させていただいていますが、
知識不足・経験不足なところは学べば補うことができます。
ぜひ失敗したくない方は学び続け知識と経験を
補っていただくことをオススメします。
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