今回は、Amazonのカテゴリのうちスポーツ&アウトドアカテゴリのOEM・ODMリサーチのコツについて解説していきます。
この記事を読めばスポーツ&アウトドアはどのようなカテゴリかがわかり、リサーチをスムーズに進めることができるようになります。
動画での解説講義
おさらいと当コンテンツの位置付け
リサーチから販売までの13の手順をおさらいしておきましょう。
- リサーチ(ネタ探し)
- 市場分析
- ライバル分析
- 差別化検討
- 仕入れ先リサーチ(工場探し)
- 仕様書作成
- ライバル商品の購入
- サンプル生産
- サンプルチェック
- 本発注(本生産)
- 商品カタログ
- 納品
- 販売開始
今回解説する内容は、1.リサーチ(ネタ探し)についてです。
13の手順について解説した動画も別途用意しておりますのでぜひご覧ください。
リサーチ方法
まず、主なリサーチ方法を2つご紹介します。
Seller Sprite
Seller Spriteとは、Amazonのビッグデータを活用したキーワード・商品・ライバル分析ツールです。
無料版と有料版があります。
Amazonドミノリサーチ
Amazonドミノリサーチとは、ライバルの取り扱い商品から連鎖的に商品を見つけていく方法のことです。
スポーツ&アウトドアの特徴
スポーツ&アウトドアのAmazon手数料は10%です。
主に競技やフィットネス系のスポーツ用品や、登山・キャンプなどのアウトドア系の商品を取り扱っているカテゴリです。ランキングごとの販売数は下表の通りとなっています。
ランキング | 販売数(月) |
500位 | 約1600個 |
1000位 | 約1200個 |
2000位 | 約500個 |
3000位 | 約400個 |
市場規模が大きなカテゴリであることがわかります。
続いて、取り扱い商品の一例をご紹介します。
スポーツ用品としてはこのようなものがあります。最近流行している筋トレ関連の商品もこのカテゴリです。
続いて、アウトドア系商品の一例をご紹介します。キャンプやバーベキュー、レジャー系の商品がこのカテゴリに当たります。真冬以外は年中売れる商品ばかりです。
このように、スポーツ&アウトドアカテゴリの商品は、デザインや機能が豊富でOEMしやすいものが多い特徴があります。例えばスポーツウェアなどは、普段着と違って派手な色でも売れ行きが良かったりしますよね。そのためデザインで差別化がしやすいジャンルなのです。
スポーツ&アウトドアのリサーチにおける注意点
スポーツ&アウトドアのリサーチをする上で、注意点が3つあります。
- 同じ商品でもデザインや機能が多く幅広い
→型とニーズに合わせた分類をしっかり行う必要がある - 食品衛生法に該当する商品がある
→飯盒やドリンクボトル、キャンプ系の調理器具などはリーガルチェックが必要
*食品衛生法に関して詳しくはこちらの動画で学習してください。 - LED系はリチウムイオン内臓かを確認
→リチウムイオン内蔵だと船便でしか輸送できず航空便が使えないため、輸送費が高く時間もかかる
例えば上の画像の商品は、キャンプ用品としてとても良く売れている商品ですが、2パターンの動力で動かすことができます。
USB充電ができる商品はリチウムイオンを内蔵していますので航空便不可となります。
また、この商品に関しては磁石も内蔵しています。
磁石も航空便不可なので、この場合確実に船便での輸送となってしまいます。そのため納期が多くかかり注意が必要です。
スポーツ&アウトドアの商品をリサーチする3つのコツ
- ランキング10000位以内を中心にリサーチする
市場が大きいため、10000位以内までリサーチの範囲を広げても十分売れる商品を見つけることができます。 - OEMするなら縫製系商品がオススメ
プラスチック製など、金型を必要とする商品の場合はコストがかかるため初心者にはオススメできません。 - 求められている機能やデザインをレビューから分析
レビューの分析について、詳しくはこちらの動画で学んでください。
リサーチ方法
Amazonランキング
Amazonの売れ筋ランキングで売れている商品を見つける方法です。
売れ筋ランキングは、各小カテゴリの上位100位まで見ることができます。
このAmazonランキングを活用したリサーチ方法については、こちらの動画で詳しく解説しております。
Seller Sprite
セラースプライトを使ったリサーチ方法です。
商品カテゴリでスポーツ&アウトドアを選択すると・・・。
下の画像のようにカテゴリ内の商品の売り上げが表示されます。
リサーチ実演
実際にリサーチを進めながら解説していきます。
Amazonのトップページから、ランキングの画面へ移ります。
スポーツ&アウトドアの項目をクリックすると、カテゴリ内画面が表示されます。
現在表示されているのは、大カテゴリの上位100位以内の商品です。この画面に出ている商品はとても売れているものばかりです。例えば、ベストセラー1位マークがついたこの商品をみてみましょう。
セラースプライトで販売データを確認してみますと、かなり売れていることがわかりますね。
画面をスクロールしながら、めぼしい商品がないかをチェックしていきましょう。
様々な商品がありますが、中には注意点がある商品もたくさん混ざっていますね。
- バーベキューセットなど金型が必要な商品だと、発注数を多くしなければならないため在庫を抱えるリスクが高まります。
- ランプやランタンなどリチウムイオン内蔵の電気製品だと航空便を使えないため輸送コストが高くなってしまいます。
- マグカップなどは食品衛生法の確認が必要となります。
良い商品を見つけたら、必ずAmazonでキーワード検索をしましょう。
小カテゴリ内の商品もみてみます。例えば「釣り」のカテゴリの商品がこちらです。販売単価が低い商品もありますから注意が必要ですね。
続いてセラースプライトの実演を行っていきます。
国を日本に設定、月は直近の月に合わせます。
カテゴリをスポーツ&アウトドアにチェックしておきましょう。
プライベートブランド販売の場合は、セラー数の最大値を1に設定してください。
その他条件はお好みですが、例えば多く売れているもので絞り込みたいなら売り上げの最小値を100万円にしておくと良いでしょう。
すると、結果がこのように表示されます。
この中で気になった商品があれば、詳細画面を確認したりAmazonでキーワードを打ち込んで検索してみましょう。このような手順を繰り返してリサーチを深めていきます。
リサーチした後の流れ
セラースプライトやAmazonランキングでネタ探しをした後の手順について解説します。
- 気になった商品を選択
- 商品キーワードを検索窓から検索
→必ずAmazonの検索窓から検索をしてみることがとても大切です。 - 市場分析
- ライバル分析/差別化検討 ・・・後の手順に続く(13の手順の全工程についての解説はこちら)
まとめ
スポーツ&アウトドアカテゴリのOEMのポイントをおさらいしましょう。
- 初心者にもオススメできるOEMしやすい商品は、縫製系の商品(バッグやウェアなど)
- LED系商品はリチウムイオン内蔵なら船便での輸送しかできない(USB対応だとリチウム内蔵)
- 型・機能・価格で分類わけしてリサーチを行うことが大切
- ネタ探しをしたあとは必ずAmazonの検索窓からキーワード検索をしてみること
以上のポイントを踏まえて効率的にリサーチをすれば、あなたのリサーチにかける労力を軽減できます。
スポーツ&アウトドアカテゴリのOEM販売を成功させるため、リサーチの精度とスピードを上げていきましょう。
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