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この動画ではAmazonランキングが高い商品をリサーチする寺田式思考法と、これを実践していくための5STEP理論について解説していきます。

思うように仕入れ商品が見つからない。見つかったとしても、売れるという確信がもてない。そんな方はとても多いです。

せっかくプライベートブランド販売に関心をもっていたとしても、まず最初のリサーチ段階で躓いている人も多いのではないでしょうか?

ではどのようなリサーチが必要なのか?この記事ではその基本的な思考法と5つのSTEPで誰でも有効なリサーチができる手法を見ていきたいと思います。

動画での解説講義

ODMとDEM

ODM

企画・設計・生産の全ての過程を委託して、自社ブランドとして販売すること。

例えば洋服屋を考えてみてもらえば、一年間の全てのシーズンに販売する服を自社生産だけでまかなうというのは難しいことです。大量の在庫を抱えてしまう恐れがあるからです。

ですので、多くのファッションブランドはこのODMという手法で、他で生産されたものを買い取り、自社ブランドとして販売しています。

例えば中国には全世界のバイヤーが集まる広大な市場があり、ここから商品を探して買い付けをし、ロゴを這ったり紙タグをつけるなどして自社ブランドとして販売しています。

メリット リードタイムが短い、コストが低い

デメリット 差別化が弱い

 

OEM

企画・設計は自社、生産のみを委託して自社ブランドとして販売すること。

 

例えばライバルの商品をベースに、ポケットの位置だったり、色だったりというものを企画段階から参加することで、改善することです。この改善点というのは、カスタマーレビューからヒントを得ることができます。

 

  • メリット 差別化がしやすい、マネをされにくい
  • デメリット リードタイムが長い、コストが高い

OEMは他との差別化ができ、上手くいけば利益を独占できるというメリットがあるものの、生産工場を稼働させるために、注文に最低ロット数を求められます。

 

よって、コストは高くなります。またそれと同時に商品の完成まで時間がかかるので、リードタイムも長くなります。

 

目安ですが、リードタイムとして3-4ヵ月、コストとしては最低30万円程度はかかることが一般的です。

初心者はODMからが良い

初心者が一発目の商品としてOEMを手がけるのはリスクが高いです。

まずはODMから始めていくのがいいでしょう。利益が出そうで、かつお客さんの要望に応えられそうな既成製品を見つけ自社ブランド化することなので、OEMよりも低コストですみます。

 

目安ですが、リードタイムとして2ヵ月程度。コストも10万円から始めることができます。

ODMの必勝パターン

それでは具体的にODMのやり方とポイントについてみていきましょう。大体、パターンとしては以下の二つがあります。

 

  • パターン1 類似商品を販売する
  • パターン2 同一商品+セットで販売

 

両方に共通しているのは、まったく同じ商品を出すのではなく、あくまで「付加価値」をつけるということです。

 

ライバルの商品とはデザイン違いのものを仕入し、バリエーションの違いを出すこと。さらにはライバルと同一の商品だったとしても、それを関連する何かの商品と組み合わせることでオリジナル化していきます。(例:ノート+ペンなど)

商品事例 ボディバッグ

このようなランキングの高いボディバッグを見つけたとします。ですがアリババでそっくり同じものを見つけてきたとしても、すぐ他の出品者に相乗りをされてしまいます。

 

このボディバッグの例でいえば、デザイン、例えばポケットの位置や大きさであったり、お客さんの要望に応え得るものを探します。

さらにブランドのロゴが入った紙タグをつけることで、プライベートブランド化していきます。

この商品についての利益計算をみていきましょう。

 

まず1元を25円として、概算していきます。これは為替レートに国際送料や関税など、様々なコストを上乗せしたものです。

 

ランキングから判断して1日あたり10個、1ヵ月で300個が売れると想定しましょう。

 

売価から仕入れ値を引いた1083円が一個当たりの利益と計算され、それが月300売れるのですから、324900円が売上になります。利益率としては38%です。

 

この一個当たりの利益としては最低でも500円以上、欲をいえば1000円以上がほしいところです。この事例でいえば1083円ですので、理想的といえます。というのも、利益率が低いと為替の変動などで利益が吹き飛んでしまい、何のためにやっているのか分からないということに、なりかねません。

付加価値をつける:アイコスケース

アイコスのケースだったとすれば、沢山売っているライバルとまったく同じものを仕入れるのではなく、素材や色といったもので差別化されたものをアリババで見つけます。こうして付加価値をつけていきます。

 

さらにセット販売というのも非常に有効な手段です。アイコスケースとそれに関連する商品をセット化する。これだけでも差別化につながります。

リサーチで稼げない人がやってしまう行動

売れる商品、利益になる商品を見つけるという「リサーチ」がやはりどの物販でもそうですが、肝心といえます。では、どのようにすれば利益につながるリサーチができるのでしょうか?

 

リサーチとは「考え方」によって決まってきます。上手くいかない人は、間違った考えにとらわれており、これを寺田式リサーチ思考に置き換えていくこと。これが大切です。

まず、自分が知っていることから商品を「思いつく」という、思いつきリサーチです。

 

自分がゴルフが好き、釣りが好き、という知識がある場合で自分が知っている商品しかリサーチをしません。

 

このような人の問題点は、知らないものが出てきたらその時点で終了ということです。

また逆に「変に知っている」ということも問題があり、自分の都合のいいように思念を歪めてしまう。

何かの趣味があったり、経験があったりすればそれに関連する商品を売りたいという気持ちは分かります。ですが、そのような「主観的な発想」では売れる商品は見つかりません。

 

ではどうすればいいのか?

ライバルから探すのです。自分より売っている、先行しているセラーをまず見つけていくのです。それでは以下、具体的にみていきます。

5つのSTEP

①ライバルを見つける

ライバルは同じくプライベートブランド販売を行っている同業者であり先行者です。

これの見分け方は簡単です。

  • 商品タイトルの冒頭とブランド名が一致している。
  • 出品者は1人
②商品をピックアップする

次に仕入れる商品をピックアップするのですが、このような基準を頭に入れておくといいでしょう。

③相場を見る

Amazonで販売価格とランキングを見ていきます。

モノレートやFBA料金シミュレーターなどを駆使して、絞り込んでいきましょう。

④仕入れ先を見つける

アリババ1688に行き、グーグル翻訳で中国語に変換したワードを入れていきます。もしくは、画像検索で見つける方法もあります。

リサーチ手法をテーマにした動画がありますので、参考にしてみてください。

アリババ(1688.com)で中国輸入の仕入先リサーチ!画面の見方と押さえるべき4つのポイント

⑤在庫追跡する

これが重要なのですが、ライバルが一日当たりどれくらい売っているか?ということを知る必要があります。ライバルを見つけたとしても、それが一か月で10個しか売れていないということならば、参入する意味がありません。

では、売上を把握するための在庫追跡について見ていきます。まず商品をカートに入れ、数量を+10のところでクリックします。すると、数量が入力できますので、今度は999と入力します。

この赤枠のようにお取扱数は〇点です、というように具体的な数値が表示され現在の在庫数がこれでわかります。

これと同じことを翌日またします。例えば、昨日よりも10点減っていたとします。在庫が減ったということは売れているということなので、一日あたりの売り上げ数が分かるのです。これを一週間繰り返します。

 

それに4をかければ、この店舗の1ヵ月の売り上げ数が概算できます。

まとめ

 

思いつきのリサーチをしないということと、在庫追跡を必ずするということは、つながっています。

自分が売りたい商品ではなく、「売れる商品」を扱わなくてはならない。そのための確証をつかむ手段として、カート機能を使った在庫追跡があります。

この点については、

中国輸入OEM/ODMのライバルの在庫数をチェックし月間売上を予測する方法と注意すべき3つのポイント

こちらの動画にて解説を致しておりますので、ご参照ください。

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