今回のテーマは「中国輸入OEM×Amazon本当に仕入れても大丈夫なのか不安ですズバリ解決します【知的財産権・法規制対処法】」についての解説です。
中国輸入OEMにおいて「商品を仕入れるのが不安だな」という経験はありませんか?
何か仕入れに対してすごい不安を覚えてしまって、「この商品をそのまま仕入れてしまって大丈夫なのか?」という不安な部分をしっかりと解決していきます。
初心者の方あるあるの陥りがちな”仕入れの不安”を解消していくために、しっかりとお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧頂ければと思います。
動画での解説講義
本当に仕入れて大丈夫なのか?という不安の正体
- 品質に関する不安
- 知的財産権や法規制に関する不安
- 仕入れた商品が本当に売れるのか?という不安
※大きく3つに分類できる
まず「本当に仕入れて大丈夫なのか?という不安の正体」ですが、1つに「品質に関する不安」があります。
これは「この商品の仕入れが問題ないのか?」とか「不良品じゃないのか?」という不安で、特に初心者の方は最初の発注でかなり緊張する気持ちはよく分かります。
でも大丈夫です、皆さんそういった部分を経験しますが、売れだしたら急に「今までの手の震えは何だったのか?」と思うようになります。
2つ目に「知的財産権や法規制に関する不安」がありますが、「この商品は法律的に大丈夫なのかな?」という不安があります。
そして、3つ目に「仕入れた商品が本当に売れるのか?という不安」ですが、これは売った経験がないから、漠然とした不安を抱えてしまっている状態になります。
「思っていた商品と違う商品が届くのではないか?」という品質に対する不安を解消するためには?
- サンプル発注を必ず行う
まず「思っていた商品と違う商品が届くのではないか?」という”品質に対する不安”があるかと思います。
その対処法として、「サンプル発注」というのを必ず行うようにしましょう。(まだ本発注はしないということです。)
しっかりと商品を1個でも数個でも良いので仕入れてみて、「1番クオリティが良い仕入先」を選んでいくという流れです。
サンプル発注によって不安を解消できますので、詳しいやり方は 以下のコンテンツ「中国輸入Q&A:サンプル発注は何を基準に選定すれば良いのか?」をご確認下さい。
サンプル発注時のポイント
- 品質のチェック
- 既製品のクオリティ
- 素材と画像の違い
- 検品項目の洗い出し(例:縫い目、素材のカラー、ボタン等)
次に「サンプル発注時のポイント」ですが、「どういう所を見ていくのですか?」という所があります。
1つ目は当然ながら「品質のチェック」で、2つ目に「既製品のクオリティ」では全体的にどれくらいのクオリティで仕上がっているかを見ていきます。
3つ目では「素材と画像の違い」で実物の商品と画像の差、4つ目に「検品項目の洗い出し」で検品する場所を挙げていきます。(例:縫い目、素材のカラー、ボタン等など)
①「サンプル発注した商品と本発注した商品で違う商品が届くのではないか?」という不安
仕入代行業者に特別検品
(有料検品)を依頼する
【特別検品を依頼するときのポイント】
サンプル発注時に洗い出した
検品項目を正確に伝える
ここで「サンプル発注した商品と本発注した商品で違う商品が届くのではないか?」という不安が出てくるかと思います。
ですので、仕入代行業者(輸入代行業者)に有料ですが「特別検品」を依頼します。
無料検品の場合だと「色の違い」などで数秒しか見てくれないので、しっかりと“有料検品”を依頼することで「不良品を弾いたり、トラブルを未然に防ぐ」ことが出来ます。
そして、特別検品を依頼するときのポイントですが、「サンプル発注時に洗い出した検品項目を代行業者に正確に伝える」というのが適切です。
特別検品を依頼するときのポイント
- ボタンの部分の大きさが小さすぎないか?(きちんととまるか?)
- 袖の部分の折り返しの糸切りの徹底
- 総丈の長さが92cmから96cmの間に収まっているか?
- ウエストが69cmから75cmの間に収まっているか?
など
特別検品を依頼するときのポイントですが、事前に決めた幅に関して「決められた幅に収まっているか?」という所を見ていきます。
よくウエストだと「何cmから何cm」というのがありますが、その「LサイズだったらLサイズ」という決められた採寸通りに出来ているかをチェックします。
基本的に出来ていることがほとんどですが、たまに「丈が短い」などがなくはないので、そういった部分はしっかりと確認します。
幅が短ければ返品をして返金をしてもらう、または良品に変えてもらうということをしていきます。
+α:パワーポイント+スマホで撮影した画像で重点的に検品して欲しいポイントを箇条書きで伝えると良い
プラスアルファでやることとして、「パワーポイント+スマホ」を使って撮影した画像を提示すると良いです。
その時に重点的に検品して欲しいポイントを“箇条書き”で伝えると代行業者にも伝わりやすくなります。
②この商品が知的財産権を侵害していないか?わからないという不安
次に知的財産権に関して、「この商品が知的財産権を侵害していないか?わからないという不安」があるかと思います。
商標は他人のブランド名を使わないので問題ないかと思いますが、「意匠権」「特許」などの知的財産権を侵害していないかという不安などです。
こちらに関しては、以下の動画「知的財産権に関するコンテンツ」を用意しておりますので、要チェックでお願いいたします。
J-platで調べる
・販売者の会社名で調べる
・ブランド名で検索
⇒ブランド名の商標を持っている会社名で再度検索
⇒意匠権・特許など
知的財産権を調べる時は、特許情報プラットフォームの「J-plat」を使うということをしていきます。
例えば、「販売者の会社名で調べる」「ブランド名で検索」という2つの方法があります。
ブランド名で検索する際は、ブランド名の商標を持っている会社名で再度検索をして、「意匠権」「特許」などを調べていく形です。
販売者の会社名の調べ方としては、商品ページの「販売元」の赤枠のリンクをクリックします。
すると「商標ページ(特定商取引法に基づく表記)」に移動しますので、ここで販売者の会社名が出てきます。
ブランド名から調べる方法としましては、赤枠の「ブランド名」を「J-plat」で検索を掛けます。
J-platで検索を掛けて「ヒットするかどうか?」を確認してみて下さい。
権利者名で検索
特許・実用新案・意匠をチェック
検索すると「権利者名」が出てきますので、その権利者名を使って「特許」「実用新案」「意匠」などが取られていないかをチェックします。
こちらの例では、実用新案が2件表示されていますが、権利者とは関係のない内容ですので“無視”をして頂いて構いません。
こういった形で「知的財産権」について、チェックをして見ていく形となります。
ポイント
会社名ではなく個人で権利を
取得している場合もあるので
運営責任者名でも念のため
検索してみる
J-platだけでの検索で不安がある
場合はお近くの弁理士に相談する
(リリース前など)
ポイントとしては、「会社名ではなく個人で権利を取得している場合」というのもあります。
法人名ではなく個人名であることも十分ありえますので、「運営責任者名」でも念のため検索しておきましょう。
あと、J-platだけでの検索に不安がある場合、お近くの弁理士事務所に相談されるのがオススメです。(リリースする前に相談しておくのが望ましい。)
③仕入れた商品が本当に売れるのか?という不安
・客観的なデータやレビュー分析
などを根拠にその商品が売れる
理由を説明してみる
そして「仕入れた商品が本当に売れるのか?という不安」もあるかと思います。
こちらの対処法は「客観的なデータやレビュー分析などを根拠にその商品が売れる理由を説明してみる」ということです。
“売れる理由”に関する、もう少し詳しく解説した動画コンテンツがありますので、以下を参考にしてみて下さい。
その商品が他社の商品とどのように差別化されているか?それが購入理由につながるか?を説明してみる
自社の商品が「他社の商品とどのように差別化されているか?」「それが購入理由につながるか?」を説明してみて下さい。
さらに”差別化“という所が”売れる理由“に値するのかという所も説明できるようにしておきましょう。
差別化についても、もう少し詳しい動画コンテンツがありますので、ぜひチェックしてみて下さい。
販売する力を身につける
販売する力
⇒AmazonSEOの攻略/スポンサープロダクト広告/ブランド広告
そして「販売力」を身につける、売るノウハウというのを身につける必要があります。
そのためにも販促の一環として広告(スポンサープロダクト広告・ブランド広告)やAmazonSEOの攻略が大切です。
AmazonSEO攻略についても、動画コンテンツを用意しておりますので、こちらも知識として身につけるようにしておきましょう。
以下はAmazon広告の「スポンサープロダクト広告 4つの入札戦略」に関する戦略動画になります。
以下はさらに新たな販促サービス「スポンサーブランドビデオ広告」の動画になりますので、こちらもぜひ併せてご覧下さい。
それでもどうしても不安な場合
※メルカリで少量を仕入れて販売してみる
それでも、どうしても不安という場合は「メルカリで少量を仕入れて販売してみる」と良いです。(サンプル商品なども販売しています。)
メルカリで売ってみて、その反応を見て「実際に売ってみる」というのもアリです。
寺田式転売スクールの実践者の今井さんという方がご夫妻で実践されていますが、最初は旦那さんの方が「この商品売れるのかな?」という不安を強く持っていました。
不安で発注をためらっていたのですが、「とりあえずメルカリで出してみたら?」ということで、実際に出品してみたら”すぐに売れた“という過去がありました。
売れたら「これはイケる!」となって、本発注を掛けられるようになり、気づけば「1商品で売り上げ200万円」「対談動画に出られる」という所まで来ていました。
まずは気軽に「メルカリで売ってみる」というのも1つの手ですので、漠然とした不安というのを解消するためにも、“売れる経験”をつければ怖さはなくなりますのでご安心下さい。
まとめ
・品質に関する不安
輸入代行業者に特別検品(有料検品)を依頼する
・知的財産権や法規制に関する不安
J-platで調べる
・仕入れた商品が本当に売れるのか?という不安
客観的に売れる理由を説明する
他社との差別化を明確にする
販売力を身につける
今回は「中国輸入OEM×Amazon本当に仕入れても大丈夫なのか不安ですズバリ解決します【知的財産権・法規制対 処法】」をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
漠然と不安を抱えているというのが大きいですし、やったことがないことに対する不安という所だと思います。
1個でもとりあえずやってみて、売ってみるというのがすごく大事です。
それこそAmazonに出す前に、前段階として1回少量でいいので、「メルカリで出品して反応を見る」という、どうしても不安な場合はそういった方法もあります。
自分なりに成功体験を積んでいくことで”その先”に繋がってきますので、こういった不安を初心者の方は特に押さえて頂いて、着実に丁寧に進めていくことを心がけていきましょう。
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