今回は季節商戦で爆発的に稼ぐための3つのコツと注意点について解説します。
季節商戦で上手に稼げるようになると、通常月よりも大きな売り上げを年に4回も生み出すことができます。
間違いなくあなたの売り上げの大きな柱となりますので、しっかり学んで実践していただけたらと思います。
「売り上げをもっと伸ばしたい」「早く売れるようになりたい」と考えている方に、即役立つ内容です。
この記事の内容を実践することで、短期間で大きな売り上げ・利益をあげることができるようになります。
動画での解説講義
季節商戦とは
季節商戦とは、1年を通して季節に応じたイベント・行事などがあり、その関連で需要が高まる商品に特に力を入れて販売していくことです。
プライベートブランド販売の3大商戦
プライベートブランドの3大商戦とは、7月の夏商戦、10月のハロウィン商戦、12月の年末冬商戦を指します。
商戦は1年の中で下半期に集中しており、7月や12月はボーナスを支給する企業が多いことから消費額が増える傾向にあります。
下の画像をご覧いただくと、3大商戦の売り上げがずば抜けているのがわかると思います。売り上げとしては通常月の2倍以上となります。
Amazonの4大ビッグセール
Amazonには4つの大きなセールがあります。
7月 プライムデー
Amazonが1年の中で特に力を入れている、プライム会員向けのイベントです。大体7月の中旬くらいに実施されます。
11月 ブラックフライデー
2019年から新たに開始されたイベントで、主に黒物家電やデジタル製品を中心としたビッグセールです。
12月 サイバーマンデー
12月初旬に開催されるセールです。
1月 初売り
2020年から始まったビッグセールです。11月から1月まで毎月セールが続きます。
これらのセールについては、Amazonが大々的に広告を打ちます。それだけ力を入れており規模の大きなセールだということです。
その他の商戦例
紹介した大きな商戦以外にも、小さな商戦がいくつかあります。
- 3月〜4月:入学・卒業・新生活
- 9月〜10月:台風等の天災
- 春・秋:アウトドア関連
- 特需:コロナ(衛生用品・巣篭もり)・テレワークなど
販促カレンダー
百貨店などでは1年の販売促進計画が載った販促カレンダーに基づいて各月ごとに販売強化をしています。
下の画像はカラーミーショップのもので、一例として載せておきます。
このような年間の販促イベントや行事をおさえておくことも大切です。商品というのは需給のバランスが崩れた時に一気に売れるからです。
リンクで飛べますので詳しく確認したい方はそちらをご覧ください。
商戦のスケジュール
商戦に万全の体勢で臨むためには事前準備が不可欠です。
ベストなスケジュールだと、リサーチは商戦月の最低6ヶ月前・本発注は最低4ヶ月前・納品は最低2ヶ月前までに済ませます。
最悪でも、リサーチは4ヶ月前・本発注は2ヶ月前・納品は1ヶ月前には終えましょう。
例:夏物商品を7月に販売したい時のイメージ
ベストスケジュール
1月 | 商品リサーチ開始 |
2月 | サンプル発注 |
3月 | 本発注 |
4月 | |
5月 | FBA納品 販売開始 |
6月 | |
7月 | 商戦月 |
通常スケジュール
3月 | リサーチ開始 |
4月 | サンプル発注 |
5月 | 本発注 |
6月 | FBA納品 販売開始 |
7月 | 商戦月 |
準備を念入りに行うことが何よりも重要です。行き当たりばったりでは商戦を戦うことはできません。
準備が遅れた場合は無理して商戦に参入しない方が良いでしょう。かえって大量の在庫を抱えてしまう羽目になる確率が高いです。
商戦リサーチ3つのコツ
- 昨年の販売データを元にリサーチ
- 今年の市場をみて感覚を掴む
- 早めにリサーチを開始する(できれば6ヶ月前から)
いつもの商品リサーチとは時間軸が異なります。
まず季節商品なので、昨年の同じ月のデータを確認しましょう。
今年参加できない場合は、今年の状況を観察しておくだけでも次回商戦での動きがとりやすくなります。
また、リサーチは早め早めに行っておきます。今現在の市場を見るわけではないので、時間のある時に先々の商戦のリサーチをしておくのがオススメです。
昨年のデータはSeller Spriteを参考にする
Seller Spriteが出るまでは、どうしても経験に左右されてしまい初心者の季節商戦への参入は厳しいものでした。
しかし今は全く初めてでもSeller Spriteを活用すれば、季節商戦で大きな売り上げを目指すことが可能になりました。
セラースプライトとは、Amazonのビッグデータを用いたキーワード・ライバル分析ツールです。
下の画像の通り、参照する月を昨年の商戦月に合わせます。
すると、その商品の昨年の売り上げがわかります。
商戦リサーチの実演
マーケット商品リサーチを利用してリサーチしていきます。
月を選択することができます。昨年の商戦月に合わせましょう。
カテゴリーを絞り、セラー数最大値を1に設定します。また、リサーチするキーワードを入力します。
ここでは「ハロウィン」と入力します。
するとこのように検索結果が表示されます。
また、詳細な履歴を確認することもできます。
該当月だけでなく、直近の販売数も見ることができます。グラフを見ると10月の売り上げが高い反面、それ以外の月は低いことがわかります。
商品の特性を見ながら売れている月を確認することで、リサーチがスムーズに進みます。
また、キーワードリサーチでよく検索されているキーワードを調べる方法もあります。
このように「ハロウィン」と検索した結果をみると、よく検索されているキーワードは「ハロウィン 仮装」だということがわかります。
グラフをみると、よく検索されている時期が一目瞭然です。
キーワードリサーチを利用すれば、どのキーワードを商品タイトルに入れたた効果的かがわかります。
キーワードリサーチについては、より詳細な動画も用意しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
また、無料で導入できるTERADAリサーチもぜひご活用ください。
商戦の注意点
- 直近の販売データで判断しない
その時期だけ売れる商品なのか、通年で売れるものなのかをデータでしっかりと確認しましょう。 - 昨年のデータを基に商品選定・発注量を決めていく
商戦月にどれだけ売れているかを確認して、発注量を決めましょう。 - 商戦後の売れ行きもチェックする
商戦月以外は全く売れないかというと、そうでない商品もあります。慌てて値下げしないためにも商戦後の売り上げ推移も確認しておきましょう。
よくある質問
Q:本発注した際に、全ての商品が揃ってから納品した方が良いか?
A:シーズンに全ての商品が間に合えば、揃ってからの納品でOKです。しかし色々な発注先に頼むことになるのでどうしてもズレが生じる可能性もあります。本シーズンを逃さないために、遅れている商品は別送しましょう。
Q:キャラクター商品は扱って良いか?
A:コスプレなどで特にキャラクター系が多いのですが、扱う前に必ずリーガルチェックを徹底し、よく検討した上で行ってください。リーガルチェックの仕方についての詳細な動画もありますので一度見ておくと良いでしょう。
まとめ
- 商戦はボーナスである。
通年で売れる商品をある程度揃えて安定した売り上げを確保しながら、ボーナス的売り上げとして季節性商品を取り入れるのがオススメです。 - 商戦/シーズンもの商品はスケジュールに則って進めていく。
リサーチ:4〜6ヶ月前
本発注:2〜4ヶ月前
納品:1〜2ヶ月前 - 準備が遅れたら深追いはしない
- 昨年の販売データを基にリサーチする(直近の販売だけで判断しない)
- 商戦のあとも売れる
季節性商品であっても、商戦月以降全く売れないことはありません。セラースプライトで商戦月後の売り上げ推移を確認して発注しましょう。
季節商戦は上手に取り入れれば売り上げと利益のジャンプアップを目指せるものです。
今回ご紹介したコツを踏まえれば、初めてでも失敗なく季節商戦に挑戦できますのでぜひお試しください。
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