今回はAmazonのアカウント停止・閉鎖に関する最新情報をまとめました。(2021/11/12)
情報だけではなく、対策についても動画内で述べています。
アカウントの停止・閉鎖に関して気になる方は、是非今回の動画を参考にして下さい。
動画での解説講義
Amazonのアカウント「停止」とは?
まずAmazonアカウントの「停止」と「閉鎖」は異なるということを覚えておきましょう。
アカウントの停止とは、一時的にアカウントで商業活動ができない状態です。
- 販売ができない
- 売上金の入金ができない
- 新規出品ができない
などの状態が挙げられます。
商品はFBA在庫にあっても販売できず、売上金が入金されないというキャッシュフローとしては最悪の状態です。
転売をしていた際の経験ですが、8回以上アカウント停止を受けたことがあります。
ただプライベート販売に方向転換してからは、停止されることはなくなったので転売はリスクがあるということが経験上感じました。
アカウントの停止リスクを考えると、転売よりも自分のオリジナル商品を売るプライベート販売の方が低リスクであると言えます。
アカウント停止の場合、アカウントを復活できる可能性もあります。
アカウント停止の期間中、業務改善計画書を提出し認められれば停止は解除されます。
停止期間は基本17日ですが、停止理由によってはさらに短縮される恐れもあるうえ、理由によっては一発でアカウント閉鎖まで追い込まれてしまう可能性もあるでしょう。
アカウント停止の3つの原因
1.Amazonの出品規約違反
Amazonが独自で決めているルールがあるので、それを遵守しなければなりません。
このルールから逸脱してしまうと、アカウント停止につながる恐れがあります。
例として、商品の1枚目の画像は白抜き画像でなければならないといったルールがあります。
下記の画像のように白抜きしていない画像はNGです。
例2:販売商品以外は載せていけない
例の画像のように、商品以外の物が写っているとNGです。
このぐらいであれば、1発でアカウント停止にはなりませんが、繰り返し行ってしまうと対象になる可能性は充分考えられます。
その他にレビュー操作という物があります。
いわゆるサクラですね。
近年ではAmazonの検知がかなり厳しいです。
アメリカのAmazonでは5万近くのセラーが、レビュー操作でアカウント閉鎖まで一気に追い込まれています。
自然のレビューは良いですが、意図的に操作したレビューは絶対に止めておきましょう。
2.アカウントヘルスの低下
アカウントヘルスとは「そのアカウントが健全に販売しているかを表す指標」です。
指標は主に5つ。
- 不良率~不良率が高いとアカウントヘルスが低下しやすい。1%以下を目標に。
- キャンセル率~無在庫転売であがりがち、2%以下を目標に。
- 出荷遅延~自己発送の場合に問題になりがちです。2.5%以下を目標にしましょう。
- 回答時間~お客様への質問には、基本的には24時間以内に返信する必要があります。
- その他ポリシー違反
キャンセル率、出荷遅延はFBAを利用している場合、気にしなくても問題ありません。
3.法律違反
こちらは程度によって一発でアカウント閉鎖に繋がるので、特に気を付けなければなりません。
詳しくは下記の動画で紹介しているので、この動画と合わせて確認してください。
注意点として、権利侵害も該当する点です。
- 知的財産権
- 商標権
- 意匠権
- 著作権
これらの侵害は法律違反のため、Amazonから真贋調査が来る可能性は高いです。
良くあるパターンとしては、メーカー商品に相乗り出品した場合。
すぐではなくとも、後から言及されることもあるので出品時には充分注意を払っていきましょう。
アカウントの閉鎖とは
アカウントの閉鎖とは、該当のアカウントでAmazon上の商業活動が一切できなくなる状態を指します。
閉鎖してしまうと、復活の可能性は極めて低いです。
閉鎖してしまうとアカウント停止措置の内容に追加して、下記の措置が適応されてしまいます。
- 売上金の保留~90日間売上金が引き出せず、その後振り込まれる。
真贋調査が原因の場合、半永久的に保留にされて実質没収状態になる可能性もあります。
真贋調査は要注意していきましょう。
- 在庫の処分~商品がFBA在庫にある場合、30日以内に商品を返送してもらうか破棄するかを選べます。
ただ、何も連絡しないと破棄されてしまうので、注意していきましょう。
アカウント対策4つの方針
1.Amazonのルールに従う
当然ですが、Amazonを利用する以上ルールに従っていきましょう。
毎回アカウントを潰してしまっては、ビジネスになりませんし、売上も一向に伸びません。
最近のルール改正から推測すると、相乗り販売を嫌がり、オリジナルブランドでの販売を強く推奨している傾向があります。
2.無在庫転売をしない
無在庫転売はアカウントヘルスの低下に繋がります。
低下するとアカウント停止にも関わるので、無在庫転売はおすすめしません。
アカウントヘルスの中でも、キャンセル率や不良率の低下に繋がりやすいので良い点は無いと言えるでしょう。
3.相乗りしない
プライベートブランドは、商標権をそれぞれ持っている場合が多いです。
近年、権利侵害について厳しくなり、真贋調査もくるようになったのでリスクが非常に高いです。
真贋調査されてしまうと、本物である証明ができないのでアカウント停止になってしまいます。
4.オリジナルブランドで販売する
前述の通り、Amazonは現在オリジナルブランドの販売を強く推奨しています。
売上と利益を安定させる意味でも、オリジナルブランドと商品で戦っていくことがおすすめです。
まとめ
まとめに関しては下記の画像を確認していきましょう。
Amazonのアカウントで停止や、閉鎖について気になる方には参考になったのではないかと思います。
Amazonは今マーケットプレイス、オリジナルブランドで伸びてきています。
その時流に乗って相乗り販売や、無在庫転売といったリスキーな方法よりも、オリジナルブランドにチャレンジすることをオススメします。
今回も動画のご視聴ありがとうございました。
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