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中国輸入OEM商品が中国から日本に届く流れと初心者の疑問を徹底解決!

中国輸入OEM商品が中国から日本に届く流れと初心者の疑問を徹底解決!

今回のテーマは「中国輸入OEM商品が中国から日本に届く流れと初心者の疑問を徹底解決!」についての解説です。

実際にまだ中国輸入をやったことがない方からすると、「どうやって商品が届くのか?」「どういう経路で来るのか?」という部分がまだ分からないのではないでしょうか。

そして「関税はいつ払うの?」「そもそも掛かるのか?」という部分も気になるかと思いますので、そういった部分も解決できるようにご紹介していきます。

動画での解説講義

中国から日本への輸入の流れ

まず「中国から日本への輸入の流れ」については“仕入れ商品”によって変わりますが、大まかに分けて以下の2つがあります。

  • 仕入れ代行業者を利用するパターン(航空便or船便)
  • 自社で通関業者・物流業者を手配するパターン

1つは「仕入れ代行業者を利用するパターン(航空便or船便)」で、もう1つは自社で全てを賄う「自社で通関業者・物流業者を手配するパターン」の2パターンです。

2つの違いは「代行業者を通すか、通さないか」という所があり、代行業者を通す場合は「航空便または船便」を使うことになります。

ポイント

初心者から年商1000万円程度までは
特殊な事情がない限り
仕入代行業者を利用することを推奨

理由
・中国国内での検品の対応
・仕入代行業者は大口で
物流業者と契約しているため
結果として送料を抑えられる

ここでのポイントですが、初心者の方や売り上げ(月商)で1000万円程度までは特殊な事情がない限りは「仕入代行業者を利用すること」を推奨しています。

理由としては、自分1人で中国の業者を手配するのは大変ですし、仕入代行業者は日本語もできて”輸送方法なども確立”しているからです。

また、自分が新たに通関業者を手配するなども必要なく非常に便利ですので、基本的には仕入代行業者を利用するのが良いです。

仕入代行業者も大口契約を結んでいるなど、結果的に送料を抑えられることもありますので、特に初心者・中級者の方であれば仕入代行業者を使うようにしましょう。

仕入代行業者を通じで輸入する場合

次に「仕入代行業者を通じで輸入する場合」の流れについて解説をしていきます。

実際に最初は代行業者に「この商品を頼みたいです」と商品を発注します。

発注した後は仕入先(アリババ1688.com)にあるような「仕入先の工場」から、「代行業者倉庫」の方に商品が届きます。(ここで検品・梱包・国際発送をしてくれます)

次に「中国の税関」で通関をするのですが、ここで輸出が問題なくOKなら、「飛行機または貨物船で輸送」となります。

ここで「日本の税関」に商品が届きまして“輸入通関“というものがあります。

無事に商品的に問題ないとなれば、港や空港から「国内配送業者」の方に荷物が渡されて、ヤマト運輸や佐川急便などを通じて「自宅/事務所(またはFBA倉庫)」に商品が届くという流れです。

日本に届くまでのリードタイム

次は「日本に届くまでのリードタイム」についてですが、これはいわゆる「発送しました」という状態から「商品が届きました」までの期間のことです。

つまり、リードタイムは「どれだけ日数が掛かるのか?」ということですが、これは「航空便を使う場合」と「船便を使う場合」でリードタイム(日数)が変わってきます。

航空便の場合のリードタイム
約4日から10日間
(仕入代行業者の倉庫から
日本の自宅・事務所まで)

航空便の場合のリードタイムですが、「約4日」から「長くても10日」で、長い場合は基本的に「通関で引っかかっている状態」となります。(他の人の商品が原因の場合もある)

後は「中国側の輸出の通関で滞っている場合」もありますが、基本的には「4日(早ければ3日)~1週間以内」には届くかと思います。

船便の場合のリードタイム
約4週間から約6週間

高速船便
約2週間から約3週間

※アリババの仕入先から
仕入代行業者に到着するまでの
リードタイムはその商品の生産や
在庫状況に依存する

船便の場合のリードタイムですが、こちらは大体「4週間」から「6週間」ぐらいを見積もっておく必要があります。

これは通常の船便ですが、代行業者によっては「高速船便」というサービスがあり、こちらは「出向する日が予め決まっている船便」で大体「2~3週間」で届くかと思います。

ただし、アリババの仕入先から仕入代行業者に到着するまでのリードタイムは「その商品の生産や在庫状況」に依存するので、それぞれでトータルのリードタイムは変わってきます。

ですが、実際に中国から「商品を送りました」という所から「商品が届きました」というリードタイムに関しては、上記のものが目安となっております。

よくある質問

ここからは「よくある質問」について、いくつかご紹介していきます。

Q&A 通関書類はだれがどこで作成するのですか?

まず1つ目は「通関書類はだれがどこで作成するのですか?」ということですが、「中国から輸出するタイミング」「日本に輸入するタイミング」で税関でチェックが入ります。

通関書類は「インボイス(貨物の送り状)」「パッキングリスト(輸出入貨物の明細書)」が必要になりますが、通関書類は「仕入代行業者が手配している通関業者」が作成をするのがほとんどです。

仕入代行業者が手配する通関業者が税関とやり取りを行ってくれるので、特に書類を作らないといけないなどはありません。

単に「この商品を日本に発送したいです」ということを“仕入代行業者に依頼する”だけで良いので、仕入代行業者を利用した方が非常にラクになります。

Q&A 関税はいつどのタイミングでお支払いするのですか?

2つ目は「関税はいつどのタイミングでお支払いするのですか?」という質問ですが、ここでよくある質問が「関税」についてです。

関税は商品によって税率が違うので全て変わってきますが、例えば「少量の商品(1万円以下)」などであれば、そもそも関税がかからなかったりします。

ですが、販売用に使用する場合は関税が掛かったりしてきますし、輸送方法によって「関税を支払うタイミングが変わってくる」というケースがあります。

通関業者から輸入者へ通知され振り込みを行うケース

例えば、通関業者から私達「輸入者」へ通知されて振り込みを行うケースですが、まずは通関業者から輸入者に連絡が来ます。

そこから通関業者が指定する「銀行口座」に振り込み、関税を支払って「OK」だったら通関するというパターンがあります。

この場合、関税を振り込まないままだと「荷物が全然届かない(滞留する)」ということになってしまいますので、その際はご注意下さい。

通関業者が立替え 配送業者が商品到着時に代引きで輸入者に請求するケース

他には「通関業者」が関税を立替えて、「配送業者」が商品到着時に“代引き“で「輸入者」に請求するパターンです。

EMS(国際スピード郵便)の場合は大体このパターンになり、「日本郵便」が商品を届けてくれます。

ただし、EMSを使う場合はAmazonの「FBA直送」が出来ないので、AmazonはEMSを受け付けてくれません。

EMSを使う場合は1度自分の家に送ってから、届いた時に「代引き(現金)」で関税を請求されるので、その時に支払う必要があります。

また、EMS以外の配送方法の場合でも、こういった「代引き(現金)」で請求されるケースがありますので、代行業者の方に事前に確認しておいて下さい。

通関業者から仕入代行業者へ通知され、仕入代行業者が立替え、仕入代行業者が輸入者へ請求するケース

あと1つは「通関業者から仕入代行業者へ通知され、仕入代行業者が立替え、仕入代行業者が輸入者へ請求するケース」があります。

仕入代行業者から請求されるパターンも一応あるので、一応挙げております。

ANAグループの国際物流企業「OCS」を使う場合、OCSから後から立替請求が来るなどのパターンが多いかと思います。

Q&A アマゾンへのFBA直送時の関税の計算について不服申し立てがある場合はどうすれば良いですか?

最後4つ目の質問は「アマゾンへのFBA直送時の関税の計算について不服申し立てがある場合はどうすれば良いですか?」というものもあります。

中国からAmazonの倉庫に直送する場合、税関で「原価に対して関税が計算される」のですが、最近はFBA直送に対して「原価の関税の計算方法」を税関が変える場合があります。

これは日本に輸出をする際、中国人セラーのアンダーバリュー(1000円の仕入れ原価を500円で申告)が問題になっており、AmazonへのFBA直送の審査が厳しくなっています。

そして、自分が思っている以上に「関税の計算が高かった」というケースがある場合、不服申立は出来るのかという話ですが、実際に可能です。

その際、Amazonの販売ページを求められることがあり、その販売単価に対して「原価は大体2~3割だよね」と計算されるケースがあります。

実際の仕入れ価格とのズレが出たりしますが、こういった時に不服を申し立てをしたい場合は、「仕入先などをまとめた情報」を作成して、不服申し立て手続が可能です。

申し立て手続き

不服申し立て手続きの方法ですが、関税について「これだけ掛かります」と知った日から「3ヶ月以内に証拠書類等を集めた上で、不服申立てをする」という流れになります。

これは「ご自身で調べてやるか」「通関業者に依頼するか」「弁護士事務所へ代理人を依頼するか」のいずれかで行う必要があります。

ただし、どうしても費用が掛かってしまいますので、「実際にそこまでするのか?」はよく検討してから手続きを行うようにして下さい。

まとめ

月商1000万円程度までは
仕入代行業者を利用することを推奨

航空便のリードタイム
約4日~10日

船便のリードタイム
通常船便 約4週間~6週間
高速船便 約2週間~3週間
(仕入代行の配送プランによる)

関税の支払い方法は代行業者で
用意している配送プランによって
違うため仕入代行に確認するのが良い

今回は「中国輸入OEM商品が中国から日本に届く流れと初心者の疑問を徹底解決!」をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

「後から関税の請求書が来る場合、どこに届くのか?」という話ですが、輸入する時に自分の住所を代行業者に伝えていると思いますので、その住所宛に書類が届きます。

もし自分が日本にいない場合は代わりに支払ってもらったり、銀行振込みをネットバンキングなどを使ってやっていくという形になります。

いずれにしても関税というのは払わなければならないので、事前に現金を用意しておくようご注意下さい。

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