Amazonで商品を販売していくにあたって、Amazon内の広告であるスポンサープロダクトは必ず利用していかなければなりません。ですが、せどり経験者などは経験があるけれども、中国輸入OEM/ODM初心者にとっては、機能があることは知っていても使い方はわからないという方が多くいらっしゃいます。
したがって、今回はこのプライベートブランド販売で必ず必要となるスポンサープロダクトについての概要をお伝えします。
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スポンサープロダクトとは?
スポンサープロダクトという言葉をはじめて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。ですが、あなたがAmazonで商品を購入した経験があるのであれば、1度は目にした経験のあるはずです。
たとえば、パソコンからの表示の場合であれば、下記の画像のようになります。
検索キーワードを入れてアマゾンで検索をすると上部に表示されるのが、スポンサープロダクト広告の商品ページです。
以前は検索結果の下部しか表示されなかったのですが、現在は検索結果の上位と下部に表示されています。
※スポンサープロダクトで利用する用語1:インプレッション数・・・検索後、複数の商品ページとともにその商品ページも表示されている状態になった数
※スポンサープロダクトで利用する用語2:セッション数・・・クリックしてその商品ページが表示された数
※スポンサープロダクトで利用する用語3:ユニットセッション率・・・(セッション数÷実際に購入された数)
※スポンサープロダクトで利用する用語4:カート・・・Amazonのカートに入れている状態(購入前までいった数)
※スポンサープロダクトで利用する用語5:入札単価・・・スポンサープロダクトをかけて1クリックされるためにかけるコストの上限の単価。キーワードを設定するとAmazon側から推奨価格が表示されるので、基本的にはその推奨価格に合わせる。
スポンサープロダクトはなぜ使うのか?
スポンサープロダクトを利用する理由は様々なあるのですが、スポンサープロダクトを利用する目的は、アクセスを集めるためです。Amazonのような販売プラットフォームでは、アクセスを集めればその分一定数売れていきます。平均すると成約率(ユニットセッション率)は2%から10%くらいです。
物販の売上の方程式
物販の世界、特段アマゾンなどのプラットフォームを利用する場合は、下記の方程式に基づいて考えます。
売上=客数(アクセス数:Amazonの用語でいくとセッション数)×単価×成約率(ユニットセッション率)
スポンサープロダクトは客数(アクセス数:Amazonの用語でいうセッション数)をふやすためのものです。単価はある程度決まっていますし、成約率も同じ商品ページであればほとんど変動はありません。ですので、もしあなたが売上をあげていきたいと考えているのであれば、アクセスを集めることで、一定数売れていくので売上をあげていくことができるのです。
スポンサープロダクトの特徴とメリット
特徴としては、大口出品のセラーアカウントしか使うことができません。Amazonでは小口出品と大口出品とありますが、あなたがもし本気でAmazonで稼いでいくことを考えているのであれば、大口出品を利用されることをおすすめします。
また、設定する内容もすくなく、初心者でも設定ができてしまうという広告です。登録料金は発生せず、月額固定費はありません。
スポンサープロダクトは入札制のクリック課金型の広告(PPC広告)なので、クリックされない限り課金されることはないということです。
スポンサープロダクトのメリットとしては、検索結果に対して1ページ目に表示させることが可能になります。よって、あなたが商品の立ち上げの段階では1ページ目に表示させ、スポンサープロダクト経由の購入数を増やすことで、あなたの商品ページの検索結果も自然と上位に表示されるようになります。
また、スポンサープロダクトを利用することで、あなたの商品ページの成約率の高く、需要のあるキーワードを精査することもできます。
スポンサープロダクトの概要
スポンサープロダクトには、2つの広告の種類があります。
オートターゲティングとは、Amazonが勝手に商品ページのキーワードに基づいて広告を消化します。そのため、不特定多数に表示され、予算だけ設定すればすぐに広告出稿可能です。
オートターゲティングのメリットは、キーワードの精査ができる点です。不特定多数に出稿し、成約率の高いキーワードを精査することができます。オートターゲティングのデメリットは、不特定多数に表示されるため、特に、買う予定もないお客さんにも表示されるため無駄クリックが発生します。
マニュアルターゲッティングとは、自分で予算、キーワードを細かく設定し、狙った検索キーワードで広告を出稿できます。メリットとしては、自分が狙ったキーワードで表示するため高い成約率を狙っていくことができます。たとえば、「iphoneケース 本革」と検索したお客さんのみに出すことができるので、もしあなたが「iphoneケース 本革」で成約率の高い商品を販売していれば、高い広告効果を得ることができます。
つまり、オートターゲティングは浅く広く広告をだし、マニュアルターゲッティングは細かく自分で広告設定する広告になります。
広告の掲載場所
スポンサープロダクトをかけると一体どこの位置に表示されるのか?ということについてお伝えします。
スポンサープロダクトの登録方法
では、スポンサープロダクトの登録方法についてお伝えします。スポンサープロダクトは、まずセラーセントラルに入っていただいて、広告→セラー広告→広告設定画面へと進んでください。
続いて→キャンペーン設定のページに移動します。
Amazonスポンサープロダクト広告に必要な料金
では、いざ、アマゾンのスポンサープロダクト広告を出稿しようとしても、広告料金がいくらかかるのか?心配だと思います。ですので、これから広告に必要な料金とその料金はどのように消化されるのか?ということについてお伝えします。
1日の予算の設定とクリックあたりの単価を設定しよう
スポンサープロダクトでは、1日の予算の設定と1クリックあたりの単価(入札単価)を設定できます。よって、スポンサープロダクトでは、1日あたりの予算以上は消化することはありません。また、1クリックあたりの単価を設定することで、高すぎる料金でクリックされるという心配もありません。
クリック毎に課金される
また、Amazonの広告はクリックされる毎に課金されます。したがって、Amazonの広告はクリックされるごとに課金されるということは、クリックされなければ課金されないということです。ただし、クリック単価を上げることで、上位のページに広告が表示されます。
広告費の支払い方法
スポンサープロダクトの広告費の支払い方法は主に2種類あります。
- 売上の残高から差し引きするタイプ
- 登録したクレジットカードから引き落とすタイプ
の2種類です。
スポンサープロダクト広告が使えない商品
スポンサープロダクト広告が使えない商品というのも存在します。本のカテゴリの商品はスポンサープロダクトは使えません。また、アダルト関連商品やアマゾンで出品自体を禁止されているカテゴリーは出品できないので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?スポンサープロダクト広告はあなたが中国輸入OEM/ODMで自分のプライベートブランド商品を作って販売していくならば必ず必要になる販促手段です。今回の内容以外にも、細かいセッティングの方法などについてシリーズで動画をお届けしていく予定です。ただし、販売にこぎつけるためには、基礎の習得が必須です。そのために、下記の無料で学べる物販スクール「寺田式転売スクール」に登録をして販売までのスキルを学びましょう。
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